絶望の中にいた高校生が、通信制高校から関西学院大学へ進学するまで

こんにちは。
通信制高校からの大学受験戦略、七色高等学院の高木です。

今日は、七色高等学院に通ってくれていた一人の生徒の話をしたいと思います。

彼は、最終的に関西学院大学へ進学しました。
ただ、最初から順調だったわけではありません。
むしろ、かなり苦しいところからのスタートでした。

  • 全日制高校に通っていた頃、英語の偏差値は30。
  • 学年順位は234人中230位。
  • 勉強ができない。
  • 学校に行くのが苦しい。

でも、どうしたらいいのかわからない。

そんな状態から、七色高等学院に転入し、もう一度大学受験に向かっていきました。
この記事では、彼がどのようにして学校生活の苦しさから抜け出し、通信制高校という環境の中で気持ちを前向きに変え、関西学院大学合格まで進んでいったのかをお話しします。

最初から学校に行けなかったわけではない

彼は、小学校・中学校の頃から学校に行けなかった生徒ではありません。
むしろ、高校入学時はやる気もありました。
地元の進学校に入り、最初は「これから頑張るぞ」という気持ちもあった。
ただ、高校生活が進むにつれて、少しずつ気持ちが落ちていきました。

理由は一つではありません。

  • 勉強の意味が見えない。
  • 授業についていけなくなる。
  • 課題が自力で進められない。
  • 休んだ分だけ、さらに授業がわからなくなる。
  • クラスの中でも、少しずつ孤立していく。

こうしたことが重なっていきました。

高校生本人にとって、これはとても苦しい状態です。

 

周りから見ると、
「少し休んでいるだけ」
に見えるかもしれません。
でも、本人の中では、もっと複雑なことが起きています。

 

学校に行かなければいけないことはわかっている。
勉強しなければいけないこともわかっている。
でも、体も気持ちも動かない。

この状態が続くと、本人はどんどん自信を失っていきます。

学校を休むことで、さらに苦しくなる
学校に行けなくなると、多くの生徒は一時的に楽になります。

 

  • 朝起きて、学校に向かわなくていい。
  • 教室に入らなくていい。
  • 授業を受けなくていい。

 

その瞬間だけは、苦しさから逃れられます。
ただ、そのあとに別の苦しさが来ます。

 

  • 家にいても、勉強は進まない。
  • 学校の授業はどんどん先へ進んでいく。
  • 友達とも距離ができていく。
  • 親との関係も重くなっていく。

 

そして、夜になると、自分と向き合う時間が来ます。

「今日も何もできなかった」
「このままでいいのか」
「でも、明日も学校に行ける気がしない」

そういう気持ちが積み重なっていきます。
彼も、まさにその状態でした。

スマホを見ている間は、少しだけ忘れられる。
でも、スマホを閉じた瞬間に、現実が戻ってくる。

  • 勉強にも触れたくない。
  • 学校のことも考えたくない。
  • 将来のことも考えたくない。

そんなところまで追い込まれていました。
高2の夏休み明け、気持ちは一気に落ちた彼にとって大きな分岐点になったのは、高2の夏休み明けでした。

高1の終わりには、一度「もう一回やり直そう」と思えた時期もありました。
進級できることが決まり、高2から再スタートしようとした。
でも、現実は簡単ではありませんでした。

高1の間に抜けてしまった勉強の空白が大きく、高2の授業についていくことが難しかったのです。

頑張ろうと思っても、わからない。
遅刻しながら、なんとか必要な授業だけに出る。
欠席も増えていく。
そして、夏休み明けに気持ちが一気に切れてしまう。

本人の中では、
「もう無理だ」
という感覚に近かったのだと思います。

この時期の彼は、ただ一日一日をなんとか過ごしている状態でした。

ここで大切なのは、本人が弱かったわけではないということです。

むしろ、ずっと耐えていたのだと思います。
ただ、耐えるだけでは解決しないこともあります。

 

環境が合っていない。
学習の土台が抜けている。
学校に行くこと自体が大きな負担になっている。

そういう状態で、本人だけに「頑張れ」と言っても、なかなか前には進めません。

通信制高校という選択肢が、負の流れを止めた彼が変わるきっかけになったのは、通信制高校という選択肢でした。
全日制高校に通い続けるのか。
留年するのか。
それとも、通信制高校へ転校するのか。
その選択を迫られたとき、彼の中に少しだけ希望が見えました。

「もう今の学校に無理に行かなくてもいいのかもしれない」

この気づきは、とても大きかったと思います。

それまで彼は、ずっと
「今の学校に行かなければならない」
という苦しさの中にいました。

でも、通信制高校という選択肢を知ったことで、その苦しさから少し離れることができた。

そして、次の方向を見ることができるようになりました。
ここで彼は、ただ楽な方向に逃げたわけではありません。

通信制高校に行って、毎日を自由に過ごすだけでは根本的な解決にはならない。
勉強しなければ、自分の中の苦しさは変わらない。

彼自身も、どこかでそれをわかっていました。
だからこそ、大学受験に向けて学び直せる環境を探しました。
その中で、七色高等学院に来てくれました。

七色で変わったのは、勉強以前に「視野」だった

七色高等学院に入ってから、彼の気持ちは大きく変わりました。
本人の言葉で言えば、
「ずっと暗い中にいたのが、明るいところに出た感じ」
だったと思います。

それまで彼は、マイナスなことしか見えなくなっていました。

  • 学校に行けない。
  • 勉強ができない。
  • 将来が見えない。
  • 自分はダメだ。

そういう考えが頭の中を占めていました。

でも、環境が変わると、少しずつ視野が広がっていきます。

  • 今の学校に合わなかったとしても、高校卒業は目指せる。
  • 勉強が止まっていても、もう一度やり直せる。
  • 大学進学も、まだ諦めなくていい。
  • 自分に合う場所で、自分のペースを作り直せばいい。

このように考えられるようになったことが、彼にとって一番大きな変化だったと思います。

勉強を始める前に、まず気持ちが前を向くこと。
これは、通信制高校から大学受験を目指すうえで、とても重要です。

 

最初の成功体験は、英単語と古文単語だった

七色高等学院に入ってから、彼が最初に取り組んだのは、特別な難問ではありません。
英単語。
古文単語。
漢字。
いわゆる基礎の基礎です。

七色高等学院では、最初の時間に「七色ルーティン」として、英単語・古文単語・漢字などの基礎学習に取り組みます。
勉強から長く離れていた生徒にとって、いきなり長時間の難しい勉強をするのは簡単ではありません。

まずは、覚える。
小さく確認する。
できたことを実感する。

この積み重ねが必要です。

彼も、最初は古文単語を覚えるだけでも時間がかかりました。
でも、続けていくうちに、少しずつ覚えられるようになっていきました。
「あれ、自分でもできるかもしれない」
この感覚が大切です。

勉強で自信を失った生徒は、いきなり大きな成功を求める必要はありません。

まずは、0を1にすること。

  • 英単語を覚えられた。
  • 古文単語を覚えられた。
  • 昨日より少し進んだ。
  • 自分でも続けられた。

その小さな成功体験が、次の勉強につながっていきます。

 

ゼロから世界史、英語、国語を立て直した

彼はもともと理系でした。
しかし、七色高等学院に入ってから、大学受験の方向性を整理し、文系に切り替えて学習を進めることになりました。
つまり、世界史はほぼゼロからのスタートです。
英語も、決して得意な状態ではありませんでした。
国語も、受験に向けてしっかり立て直す必要がありました。
それでも、彼は勉強を続けました。
英語。
現代文。
古典。
世界史。
一つひとつ基礎から確認していきました。
七色高等学院では、ただ授業を受けるだけではなく、学習計画を立て、現在地を確認し、必要な科目を整理していきます。

何をやるのか。
どの順番でやるのか。
どこまでできるようにするのか。
どこで止まっているのか。

そこを一緒に確認しながら、学習を進めていきました。

結果として、彼は共通テストでも大きく成長を実感できるところまで伸びていきました。
最初は、英語偏差値30、学年順位234人中230位。

そこから、関西学院大学をはじめ、複数の大学合格へとつながっていきました。

関西学院大学合格は、気持ちが前を向いた先にあった

彼が関西学院大学に合格できた理由は、単に勉強時間が増えたからではありません。
もちろん、勉強時間は大きく増えました。
一時は、1日何時間も机に向かえるようになりました。
ただ、それ以上に大きかったのは、本人の中で勉強の意味が変わったことです。

以前の勉強は、
「やらなければいけないもの」
でした。

でも、七色に来てからの勉強は、
「自分の夢に向かうもの」
に変わっていきました。

この差は、とても大きいです。

同じ英単語を覚えるのでも、意味が変わります。
同じ予習復習をするのでも、苦しさの感じ方が変わります。
同じ受験勉強でも、自分の足で前に進んでいる感覚が出てきます。

彼は、過去の苦しかった時間をなかったことにはしていません。
むしろ、あの時期があったからこそ、今の自分が前に進めていると感じていたと思います。

苦しかった経験を、ただの失敗で終わらせなかった。
それが、関西学院大学合格につながった大きな理由です。

通信制高校に転校することは、逃げではない
通信制高校に転校することに、不安を感じる生徒や保護者は多いと思います。

「逃げになるのではないか」
「大学受験に不利になるのではないか」
「本当に勉強できるのか」
「生活が崩れてしまうのではないか」

そう考えるのは自然なことです。

でも、今回の彼のように、今の学校に通い続けることだけが正解ではない場合もあります。
大切なのは、どの学校にいるかではありません。
その環境で、もう一度前を向けるか。
生活を整えられるか。
勉強に向かう気持ちを取り戻せるか。
大学受験に向けて、正しい学習を積み上げられるか。

そこです。

通信制高校に転校することは、終わりではありません。
むしろ、自分に合う環境で再スタートするための選択肢です。

特に、学校生活の苦しさで心がいっぱいになっている生徒にとっては、環境を変えることで初めて前を向けることがあります。

今、学校に行けずに苦しんでいる高校生へ
今、学校に行けずに苦しんでいる生徒に伝えたいことがあります。
今の状態だけで、自分の未来を決めないでください。

 

  • 学校に行けない時期がある。
  • 勉強が止まっている。
  • 生活リズムが崩れている。
  • 成績が大きく下がっている。
  • 友達との関係がうまくいっていない。

それは、とても苦しいことです。
でも、それで未来が終わるわけではありません。

彼も、かつては何も考えたくないほど追い込まれていました。
勉強への気持ちも、ほとんどゼロになっていました。
それでも、通信制高校という選択肢を知り、七色高等学院で学び直し、関西学院大学へ進学していきました。

もちろん、誰でも簡単に同じようにいくわけではありません。
でも、環境を変えることで、気持ちが変わることはあります。
気持ちが変わることで、行動が変わることがあります。
行動が変わることで、学力が変わることがあります。
学力が変わることで、進路が変わることがあります。

だから、今がどれだけ苦しくても、次の一歩を考えてほしいのです。

まずは、見学に行ってみることからでいい

彼が最後に伝えてくれたことがあります。

通信制高校への転校は、不安で当たり前です。
だからこそ、いきなり決めなくてもいい。
まずは見学に行ってみる。
話を聞いてみる。
自分に合う先生や環境があるかを見てみる。
それだけでも、見える景色が変わることがあります。

 

苦しい時は、視野が狭くなります。
今の学校に行けない自分。
勉強できない自分。
家で何もできない自分。
そこだけを見てしまいます。

 

でも、外に出て、別の環境を見て、別の大人と話すことで、少しだけ視野が広がることがあります。

「ここなら、もう一度やれるかもしれない」
そう思える場所に出会えることがあります。

彼にとって、それが七色高等学院でした。

 

まとめ|絶望の時間は、未来を閉ざすものではない

彼の高校生活は、決してきれいな成功物語ではありません。
学校に行けなくなった時期がありました。
勉強から離れた時期がありました。
家で一日をやり過ごすだけの時期がありました。
将来を考えることさえ苦しい時期がありました。

でも、そこから通信制高校に転校し、七色高等学院で大学受験に向かい、関西学院大学へ進学しました。
この事実が伝えているのは、「通信制高校なら簡単に逆転できる」ということではありません。
そうではなく、今の学校で苦しんでいても、環境を変え、学び直し、もう一度前に進むことはできるということです。

通信制高校は、未来を小さくする場所ではありません。

自分に合う環境で生活を整え、学習を立て直し、大学受験に向かうことができる場所です。

今、学校に行けずに苦しんでいる高校生。
お子さんの様子を見て、不安を抱えている保護者の方。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。

今の学校に通い続けることだけが、正解ではありません。
大切なのは、もう一度前を向ける環境を見つけることです。

七色高等学院では、通信制高校から大学受験を目指す生徒に向けて、生活の立て直し、学習計画、基礎からの学び直し、志望校別の受験対策まで、一人ひとりに合わせて支えていきます。
絶望の中にいた生徒が、関西学院大学へ進学したように。
今の苦しさの先にも、まだ道はあります。